平成16年度の各課・科の運営方針の総括を発表します
 
理事長 院長
佐々木 啓吾
 
◆ 平成16年度を振り返って
事務長 名和 良一
 16年度は、法人としてより強固な組織を作っていくということを念頭に、病院及び関連各部門の改善・整備に重点を置いて活動してきました。
その中で成果の挙げられた項目としては、院内全館禁煙の実施と先生方の外来担当表の改善、駐輪場所の新設と既存駐輪場所の整備が挙げられます。
患者さんの安全・安楽を考えてのことですが、大きな混乱も無く実行出来ました。また、診察室からの声漏れ防止対策も完了し、患者さんの安心に繋がったと思います。
ITのより一層の有効利用ということでは、院内Webに、院内の規則や決まりごとを載せることが出来ました。各科では、ホームページ上に「小部屋」をつくり、積極的に外部への情報の発信をおこなってきました。
介護事業の再整備という面で、各ステーションの所属長の交代などもあり、目標としていた実績を達成することは出来ませんでしたが、介護部門と医療部門の連携という面では、定期的に会議などを行い、情報の共有化が図れ、患者さんのニーズにより細かく応えられる様になってきたと思います。北ステーション・南ステーションは手狭になり新しい事務所に移転しました。
健診事業では、健保組合との契約が1件、健診企業が8社新規に契約が出来ました。
人事考課の整備は、能力考課表を各科で作成してもらいました。看護部では、考課者訓練まで行うことができましたが、すべての科で実施する段階には至らず、平成17年7月に行なう予定となっています。
年間を通して、安全管理(事故防止・感染症対策)には十分配慮し、外部から講師を招いて勉強会を数回行い、安全管理委員会、感染症対策委員会も以前に比べ活発に活動するようになって来たことは大きな進歩だと考えています。
1年を振り返って、実行できたものばかりではありませんが、組織として少しづつではありますが、前進できていると思います。今後も継続して、更により良い組織を作っていきたいと思います。
 
◆ 総務課
課長 高橋 成樹
  1. 人事考課の本格実施
    看護部門が先行して考課内容・考課方法の検討を進めましたが、実施するには至りませんでした。
    他部門も課業の洗い出しを行なう段階までにしか至らず、本格実施は来期に持ち越しとなります。
    課業の洗い出し・評価の方法などの検討は、幾度もの変更と難しい判断が要されるため、状況を見極めながら段取りをしていく必要があるとの反省点を得ました。
  2. 院内外の整備〔中待合、駐輪場、喫煙場所など〕
    診察室からの声漏れを防ぐための方策を検討しました。患者さんの呼び出し・出入りの容易さなどの問題に苦慮しましたが、扉を設置することができました。
    歩行者と車の接触の危険性を考え、駐輪場所を整理しました。職員駐輪場所を病院から離れた場所に設けることにより、従来の駐輪場所を来院者専用としました。また、来院の多い時間帯には自転車整理をする職員を配置しました。
    院内の喫煙場所を撤去し、全館禁煙を実現しました。喫煙者にとっては不便になりましたが、大きな混乱もなく、環境の向上になりました。
    その他、物品倉庫の変更・掲示板の移動・電話回線網の再構築・トイレの改修も行ないましたが、整備すべき所はまだまだあり、方法・経費などを考えながら引き続き進めていきます。
  3. 備品・物品の管理〔資産(償却・棚卸)の把握〕
    棚卸資産の中の医療消耗品の管理は、管理フォーマットの変更によって良い方向で進められ、全品目に広げていく予定でした。しかし、運用するうちに次の方向性が見つけられ、検討・準備に取り掛かっています。
  4. 自己啓発〔研修参加、業務担当者の自覚〕
    業務改善をより進め、研修参加などでの知識・意識の向上を目指しましたが、あまり上手く進められませんでした。自己啓発の必要性・方策などの段階をふむこと、計画的に推し進めること、どちらも欠落していた結果でした。自発的な意識・行動の問題であるだけに、今後はより検討を重ね、意識向上を促していきます。
  5. 【コスト削減】 契約の再見直し
    業者の変更、契約料の変更で年間計96万円削減されました。その他、自動販売機の契約先の変更・取引条件の変更、家賃の改定を行なうと共に、郵便と宅配(メール)便の使い訳を厳格にして送料削減(月5千円)を実現しました。

    運営方針に掲げた以外にも、交通費の支給方法の変更、骨密度測定室の設置、所有車のリース化、訪問看護ステーションの移転などに取り組みました。紆余曲折しながらも実現できたことで、少しずつですが変わっていることを感じます。来年度は新たな運営方針に取り組みますが、今年度の運営方針は単年度で完結されるものではないので、引き続き実行していきます。

 
◆ フロントサービス課(医事課)
課長 山田 多鶴子
  1. レベルアップによる親切かつ心のこもった接遇
    3/12に、ほぼ全員の23名参加の課内勉強会を行った。
    これは、リハビリ科の職員に車椅子の操作方法などを説明して頂き、実際に、取り回し
    などを練習して、積極的に患者さんに車椅子をお勧めできるようにしたもの。
    他にも、毎月1日に常勤職員のみのミーティングを行い、日々の業務の見直しや、
    情報の共有化を図った。

    院内研修
    各科が主催したものに、延べ45名の参加。

    院外研修
    4月 点数改定運用研究会 1名参加
    10月 診療情報管理士基礎過程スクーリング 2名参加
    診療情報管理士専門課程スクーリング 1名参加
    11月 鶴見福祉センター事務連絡会 1名参加
    労災点数講習会 1名参加
    届出医療活用研究会 1名参加
    1月 コーディング勉強会 1名参加
    2月 個人情報保護法勉強会 1名参加
    3月 神奈川県病院協会 医事研究会 2名参加
    個人情報保護法勉強会 2名参加
    診療情報管理士基礎課程スクーリング 1名参加

    4月から内科の電子カルテが稼動になったことで、患者さんの流れも変わったので、
    こまめに声をかけるようにし、混乱のないようにした。
    また、9/13〜30に外来患者さん対象にアンケートを行い、患者さんの声を聞いた。
    待ち時間が長いと感じている患者さんに対して、いかに早く帰宅していただくか検討し、
    レジ回りの配置替えを行い、どうしてもお持たせしてしまう場合には、声をかけるなど、できるところから対策を講じている。
    会計のプリンターを変えてからトラブルが多発し、患者さんを待たせる原因の1つとなっていたが、11月から元に戻り、その後はスムーズに運用できている。

  2. 診療情報管理の充実
    退院患者さんの病名のコーディングを行い、大分類ごとに住所・性別・年齢の一覧表を
    作製している。活用については、検討中。
    退院後カルテについては、医師の退院サマリーの未記入が150件以上にのぼり、
    整備されているとはいえない状況であり、今後の課題となっている。

  3. 検診受診数の増加

    市健診・・・基本健診は増加しているのだが、本年度より、高齢者の健診が年に2回できたものが1回しかできなくなったこと、MDLしかできない胃がん健診よりも内視鏡希望の方が多いため約半分に減少したことによるもの。
    企業健診・・・新規契約の企業もあったが、以前から契約している企業でも、
    1企業あたりの社員数が少なくなっていることにより、マイナスとなった。
    人間ドッグ・・・件数自体は減っていないのだが、半日ドッグが多かったため
    売り上げとしては、マイナスとなってしまった。
    健診システムが12月から新しくなり改善できたことは、シオノギからの結果の取り込みがより細かくできるようになり手入力が減ったこと、スピッツに貼るシールも出力できるようになったこと、受診者の登録を一回行えば、毎年それを使用できること等で、
    来年以降、より一層の効率化を望めると思われる。

  4. 未収金の減少
    保険証確認の有無を会計入力時にもチェックすることで、レセプトの返戻率が減少し、
    月平均0.8%となり、前年度の月平均1%を下回ることができた。
    保険証提示のポスター掲示してから2年たち、効果が出てきたものと思われる。
    入院費を月々分割で支払って頂いたり、こまめに連絡をとった結果と思われる。
    本年度に発生してしまった未収金についても、分割の約束をして誓約書を記入して
    もらっているが、すでに連絡不能となってしまった患者さんもおり、対応に苦慮している。本年度は分割希望者が増加したが、次年度はさらに増えるものと思われる。
    高額療養に該当する患者さんで分割を希望される方には、貸し付け制度の説明をし、
    手続きをして頂き、負担金額を少なくしてから、応じるようにしている。
    4月の点数改定直後には、「前回と同じなのになぜ金額が違うの?」などの
    診療費についての問い合わせが増えたが、一つ一つ説明し、納得して帰宅して頂いた。
    HPの「フロントサービス課の小部屋」のコーナーは、患者さんから問い合わせが
    あったことを中心に、診療費についてのQ&Aを毎月更新した。

    まとめ
    4月より、内科の電子カルテが稼動したことで、電子カルテの入力のために、
    内科へ 数名配置することになり、人員不足等となり、残業時間が増加した。
    特に、冬季から春にかけての、インフルエンザの流行と、花粉症による
    患者数の増加に対応することは大変困難だったが、退職者が一人も出ずに、
    大きな問題もなく乗り越えられたことは課員の自信につながったと思う。
    9月・1月・3月には、ハローワークによる若年者職業能力開発支援事業の一環
    である実習生を5名ずつ受け入れた。
    当課では始めての試みだったが、積極的に質問する姿勢など、逆にこちらが
    刺激を受けることや反省させられることもあり、また、指導することのむつかしさ・
    楽しさを実感でき、職員が初心に帰るということでも有意義であったと考える。
    診療情報管理士は、本年度新たに1名合格し計3名となった。3月末現在4名受講中。
    多忙な中、向上心を持って取り組んでいる。
    入院・外来共、保険証の確認を、この一年間よりこまめに行った結果、返戻も減り、
    患者さんの意識も変わってきている。反面、保険未加入で自費だが、お金もないといったケースは増えており、随時MSWにも協力して頂き対応している。
    他部署との連携も大切にしている。特に、病棟クラークと入院係の連携も以前にも
    増してとれていることは、コスト漏れを防ぐ上でも重要なことと考えている。
    来年度も、患者さんに親切に接することができる環境を整えていきたいと思っている。

 
◆ 看護部
《看護部病棟》
  1. 安心して生活を送れる安全な環境づくり

    看護師の人員確保、定着率が高まり安定してきた。結果、看護師の精神的なゆとりにもつながり、接遇面や看護プラン、ベットサイドケア等の患者の入院生活全般に関わるところで充実を図ることが出来た。
    安全管理対策では、車椅子の台数増加に伴い、廊下が煩雑になっていたが他部署の協力を仰ぎ整理整頓できた。また、離床センサーの導入により徘徊の未然防止、転倒防止にも繋がった。
  2. 介護部門との連携

    毎週在宅部門との連絡会を行い、患者情報を交換し連携に勤めた。また、今年度は「在宅と共有できる物品の見直し」「PEG増設目的患者の受け入れ体制」「自宅での看取りについて」のマニュアル、「介護部門との窓口一本化」「介護部門の物品中央化」「物品の配送サービス」など手法の統一また経済的効果も得ることが出来た。また、病棟看護師もケアマネを受験し合格者を出すことができ来年度に期待が膨らむ。
  3. 看護師の教育研修の充実

    病棟では年間通して院内研修19回、院外研修18回、開催または参加する事が出来た。半期毎の看護部全体での研修報告会などフィードバックする場の充実も図ることが出来た。
    新人教育カリキュラムは年度内には完成した。中堅看護師のレベルアップとしてファーストレベルへの参加をはじめ数々の講習会への参加により看護師個人個人のボトムアップに繋がったと考える。
    また、主任会を10月より発足させた。主任達主体で問題検討などを行い活気ある場として活かされている。
  4. 病床利用率のアップ

    利用率アップのための働きかけとしては、在宅部門や医師への声かけやコーディネーター看護師によるベットコントロールを行い円滑な稼動を行えるよう配慮した。また、第3四半期〜第4四半期はインフルエンザ・肺炎等の流行も重なりその結果、後半期には病床利用率アップに繋がった。
  5. 各委員会の活性化

    平成19年2月に病院機能評価を受けるためそれに向かっての働きが中心になった。各委員会とも1年間充分な成果を出すことが出来た。

    業務委員会:看護手順・基準の作成をしており、計画通り進んでいる。
    また在宅部門との連携、処置・物品の統一を図った。

    教育委員会:研修全般を請け負いスタッフの知識・技術の啓発に貢献した。看護研究・教育プログラムの実践で成果を上げた。

    リスクマネージメント委員会
    院内安全管理委員会とリンクし中心的立場で活動し、院内のレポートを毎月統計・分析を行っている。また半期に1度対策の評価を行っている。

    看護計画委員会
    「看護診断」の導入によりスタッフ全体の教育に励み毎月2回づつ勉強会を企画・運営している。

    記録委員会:看護計画委員会とリンクしナーシングプランについての電カル運用。細かな基準作成を行っている。

    環境改善委員会: 助手教育・指導、助手業務マニュアルの見直しを行った。看護職員のネームプレート検討の結果、新たな導入に繋がった。
  6. 電子カルテの有効活用

    電子カルテについて、今年度は特に大きな動きには至らなかった。電子カルテでクリティカルパスの運用を検討したが現システムでは導入困難という事で断念。今後は看護診断・看護記録の画面変更など検討していきたい。


    コスト削減

  1. 衛生材料の見直し
    今年度は消毒液のコストが大きく変った。感染症委員会を交え薬剤科の協力を
    仰ぎながら行った。また、医材については7種類のコスト削減を実現できた。
  2. コストの漏れをなくす
    病棟クラークを増員し看護師と処置表のダブルチェックを実現。コストの漏れが激減した。
《看護部外来》
 
 
  1. 電子カルテのスムーズな運用

    病棟稼動に続いて内科外来の電子カルテが4月15日稼動となった。1日平均180〜200名の患者さんを受け入れる中で、内科スタッフ全員緊張と新システムへの期待感
    との中でのスタ-トとなった。稼動までのスタッフ個々の努力の成果と思われるが、思った以上にスム-ズな運用開始となった。稼動後も機能をうまく活用し、業務が効率的に
    こなせる様判りやすくマニュアルを作成し、可能な限り動線短縮の工夫を加え、新システムによるコスト漏れが増えないようフロントサ-ビス課と連携し対応していった。
    システム上の小さなトラブルは発生したが診療に影響するような事故には至らず、コスト漏れもほとんど発生しなかった。
    今後も電子カルテの利点であるスピ-ディな情報の伝達と共有を活かして外来看護サ-ビスの向上につなげていく。
  2. 外来看護のスキルアップ

    個々の意欲向上をはかる目的で年間個人目標を掲げてもらった。年4回見直しを行い
    方向づけをしていく予定であったが面談の時間が取れず年一回で終わった。
    個々のスキルアップの意味で院外研修への参加を実現したかったが人員にゆとりなく
    1名しか参加できなかった。院内企画の勉強会へは積極的参加が見られた。これは
    外来において各科ロ-テ-ションを積極的に進めていること、看護部での基準作成
    業務にスタッフ全員参加していることによる個々の仕事に対する責任感と意欲の表れ
    と思われる。
  3. 安全管理

    基本的に口頭による指示は施行時の声出し確認を行い、後追いの電子カルテ入力で確認していった。電子カルテ稼動後使用している外来受診票のレイアウトを変えることで、より使いやすく、表示を見やすくすることができ患者誤認やカルテ間違い等の事故防止につながった。また院内感染防止を常に念頭におき、外来処置室のスプライザー消毒を週に一度確実に行った。
  4. サ-ビスの向上

    患者さんの年齢、理解力、家族背景に目をむけ、個々のライフスタイルに合った説明 ができるよう、またDrの説明だけでは不安を感じている部分を補えるよう努力した。
    待ち時間の短縮にはなかなか繋がらないが一人一人の正確な観察とアセスメントができ必要な看護が提供できているかどうか常に心掛け診療にかかる時間を患者さんが有効に使え、納得し診療を終えられるよう配慮していった。


    おわりに。
    外来は短時間で多くの患者さんへの対応をしなければならず、その時々での判断力、行動力が求められる。さらにその中で患者さん一人一人が満足できる看護を提供しようとするならば、外来で求められる看護力は看護師としての力量のみならず人間的にも冷静さ、思慮深さが備わっているかどうかである。外来にも新たにスタッフが加わり平均年齢もぐっと若返った。外来看護師としての成長とともに人間的にもあらゆることに柔軟に対応していけるようより一層努力していきたい。
◆ 放射線科
放射線科 科長代行 金 雄策
  1. 医療事故防止

    ヨード系造影剤の副作用について、注意事項をマニュアル化し各検査室に貼付けしています。
    また、副作用に対する説明の実施と内容を明確にするため、同意書を作成しました。これにより
    説明項目の漏れや説明自体の忘れ防止に役立っています。検査は同意書を確認して行っています。
  2. デジタル化の推進

    院内Web掲示板を活用し、放射線科の業務内容を他部署に知ってもらうことに役立てています。
    パソコンに慣れる事により電子カルテの入力ミスは減りました。
    予約オーダリングシステムを新たに運用していますが、問題点もあり改善して行きたいと思っています。
  3. 画像診断の向上

    院内勉強会18回、院外勉強会19回に参加しています。
    日進月歩の画像診断技術に遅れを取らないよう各種勉強会に出席しており、特に院外での勉強会参加が増加しています。個人研究は行っていますが、発表には至っていません。いずれは発表できるような研究成果が得られれば良いと思います。
  4. 放射線科のレベルUP

    CT・MRの読影レポートを活用し、撮影した画像所見について理解を深めレベルUPを図っています。また、マンモグラフィーの講習会に1名参加しました。
  5. 検査件数の増加

    地域のドクターとも連携を深め、検査依頼を頂いています。
    また、16年9月末にDEXA(X線骨密度測定装置)GELunar社製 DPX-BRAVOを導入し、骨粗しょう症診断・治療に役立っています。
  6. コスト削減

    マンモグラフィー用フィルムをKodak MIN-R 2000からKodak MIN-R EVに変更し、コスト削減になっています。
    節電の意識を高め、検査室の照明やシャウカステンをこまめに消しています。
  7. まとめ
    16年度は検査室が1つ増加し業務拡大しましたが、患者さんにご迷惑にならないよう、検査予約の工夫をしたり、科内の職員の頑張りでなんとか乗り切ることができました。来年度は各個人のレベルUPにより、更に良い検査を提供していきたいと思っています。

 
◆ 生理機能検査科
科長 三河 浩美
  1. 患者さんへのサービス向上と医療事故防止

    ・ 患者さんが不安なく、気持ちよく検査を受けていただけるよう、室内の清掃や検査の説明等、患者さんの立場にたち考え実行しています。
    ・ 患者さんをお待たせしない。当日検査、当日結果を迅速に対応。正確なデータを提供する。常に基本を意識して業務に取り組んでいます。そして、医師とスムーズな連携を取り、より迅速に診断のサポートができるよう努力しています。
    ・ 患者さんの取り違い防止のため、氏名の確認を徹底しています。
    ・ 感染症防止のため、手洗いの徹底、手洗い用アルコールの設置等実行しています。
  2. Webの有効活用

    ・ 科内の連絡事項は、必ずWebを活用し連絡漏れ等もなくなり、徹底されています。
    ・ Webの掲示板に生理機能WebでLet’s study!を開設し、検査の情報を提供しています。
    今期はホルター心電図検査、PSG検査、動脈硬化検査を掲載しました。
  3. PSG検査の充実

    ・ PSG検査の充実を図るため、PSG連絡ノートの作成、テンプレートの見直し、検査データのスキャナー、患者さんアンケートの見直し、検査時のチェックリストの作成、患者さんへのサービス見直し等を実行しました。また、広報誌で検査のアピール、検査室の現状として過去2年間の件数とCPAPの改善率を出し、CPAPの有効性を実証できました。
    ・ 件数増加を来期につなげていきたいと思います。
  4. 検査科全体のレベルアップ

    ・ 多くの講習会、院内外の勉強会へ積極的に参加し、検査技術、知識の習得に努めています。
    ・ 科内でのミーティングは定期的に行い、業務の改善を図っています。  また、ミーティングで研修報告とレポートを提出し、情報を共有化しています。今年度は院内のホールにて勉強会を開催し、他施設の方々と交流を持ち、意欲の向上につながりました。

  5. 〔まとめ〕
    平成16年度は電子カルテも導入され2年が経ち、Webもさらに有効活用できた年だったと思います。科内の連絡事項の徹底、各委員会、連絡会議、勉強会、研修の報告、掲示板での〔生理機能検査科枠〕の開設、電子カルテでの検査予約の運用、検査結果の取り込みの充実等、業務がより円滑に行えるようになりました。今後も継続していきたいと思います。
    また、科内ミーティングも充実し、研修報告、レポート提出等、科全体のレベルアップにつながっていると思います。
    来年度も地域医療を目指す病院の一員として、患者さんから信頼され、質の高い検査室を目指し、日々努力していきたいと思います。

 
◆ リハビリテーション科
 
  1. リスク管理の徹底

    ・ リハビリスタッフと患者さん・職員間の信頼関係の構築
    ・ 事故防止のための環境整備
    ・ 重要性を意識したカルテ記載の徹底

    当科では事故防止の第一歩が患者さんとの信頼関係を構築していくことだと考え、コミュニケーションを十分にとるように心がけた。患者さんの話を聞き、状態を丁寧に説明することで、転倒など数回あったが、大きな事故はなく事故防止へとつなげていけたものと考える。また科内のポスターを充実させ、患者さんへのインフォメーションの向上に努めた。
    またスタッフ間においては、カンファレンスでの情報の内容を再検討し、全スタッフに分かりやすく説明できるように心がけた。
    カルテ記載は理学療法士の重要な業務のひとつであり、個々の責任で行うものである。診療内容をしっかりと載せるように常に心掛けている。
  2. 時間管理

    ・ 時間の有効利用(カルテ記載など)
    ・ 遠方からの来院患者への対応(時間外受付など)
    今年度よりスタッフの数名の入れ替わりがあり、第1四半期では電子カルテ操作に不慣れな点もあり、残業時間の増加につながる傾向が見られた。しかし、次第に操作にも慣れてきた第二・第三四半期では確実に残業時間の低下が見られ、時間の有効利用がなされてきたものと考えられる。
    遠方よりの患者さんの対応として、時間外はTelをしてもらい、17時までに受付するように促したところ、スムーズに運用ができた。今後も継続して行っていく予定でいる。
  3. 特性のアピール

    ・ホームページの半期に1度のリニューアル
    リニューアルに向けて話し合いを行っていく中で、我々が普段何気なく使っている用語や、内容を皆さんがどれだけ理解しているのかと考えた。そこで今回の内容には「リハビリとは何か」をテーマにし、我々の業務をわかりやすく説明していくことに努める事とした。これにより佐々木病院のリハビリテーション科の考え方や、特性をまだ十分とは言えないかもしれないが、伝えることができたと考えている。今後も我々の考えを伝えられるように検討をしていきたい。
  4. 各個人のレベルアップ
    ・研修会参加
    ・科内勉強会の開催
    ・O.J.Tに基づく新人教育 ※)

    16年度は院外研修(学会含む)に30件参加した。中でも日本理学療法士学会に演題を2台発表できたことはスタッフのモチベーション向上の表われと評価できる。
    院内勉強会は武田Dr.の協力による呼吸勉強会、石川Dr.や放射線科協力による膝MRIの読影法などを中心に17回開催した。17年度もさらにレベルアップを目指した勉強会の開催を考えていきたい。

    【コスト削減】 節電

    数値としてあらわせるものはなかったが、PCの電源や物療機具のスイッチをこまめの消すなど、スタッフ全体で注意を促しながら行っていった。わずかながらでも節電に協力できていれば幸いである。

    ※)OJTとは,On the Job Trainingの略で,仕事遂行を通して教育をすること

 
◆ 薬剤科
責任者 磯貝吉章
薬剤科では、平成16年6月に責任者の交代があり平成16年7月より、新体制で患者さまに最も適した薬物治療を安心して受けて頂けるように取組んで来ました。

取組としては、病院ホームページで、薬剤科スタッフ紹介ページを平成16年12月に維新しました。次に、平成17年2月より院内Webの薬剤科掲示板にDIスクラップブックを作り職員対象に情報発信を始めました。来期では、患者向けに情報を発信しようと準備をしています。

事故防止の院内情報は、今期は予防的な啓発活動ではなく、問合せ等により対応した程度であった。来期は、各種の医薬情報等や医薬情報担当者等を円滑に活用し提供して行きます。

そして、科内の勉強会も、数回、院外の講演会に出席した程度だった為、来期に向けて幾つかの関係機関に講師を依頼して勉強会を開催しようと準備をしています。

また、各問屋との交渉の結果、納入形態を平成16年8月より変更し、より一層円滑に購入が出来るようになり、デットストック含むコスト削減も出来ました。そして、購入データより採用薬の見直し資料を作り来期には、医局を含む関係者と審議して整理する方針です。

今期は、来期に向けて薬剤科の基礎作りであり、来期は、安全対策等を配慮した業務内容の充実と活用を行い、着実に業務を遂行出来るようにスタッフ一同取組んで行きます。

 
◆ 栄養科
 主任 岩田 博美
患者さまのNeedsに答えられるようなサービスを
  1. 病棟訪問

    入院中の患者さんにあったお食事が提供できるよう、病棟訪問を行い現在の病状の把握、また状態に合った食事の提供に努めてきました。術後、及び特別食の提供している患者さんを優先に訪問しました。また嗜好調査を全体で3回、常食の選択メニュー対象者に数回行いできるだけ意見を取りいれていけるように行ってまいりしました。
    今後の取り組みに関しては、患者さんの直接の意見をできるだけ伺えるようにし、円滑な栄養管理が行えるよう努力したいと思います。
  2. アスリート食開始及び軌道化

    佐々木病院では、整形患者さんを対象に8月中旬より術後創傷の治癒促進、術前に蓄えた筋力の低下予防、退院後の早期練習復帰のためのスタミナ維持を目的としたスポーツ栄養食を提供し始めました。
    基準の献立内容が一定の方しか対応しきれなかったため、3つの基準献立を作成し、そこから個人対応をしていきました。できるだけバラエティー豊かな献立を目指し個々に必要エネルギーを設定し、また患者さん本人の希望等も交えながら{(例)維持したい・体脂肪だけ落としたい等}行ってまいりました。患者さんの意見(アンケート等)であげられた問題点は今後検討を重ね、反映できたらと考えております。
  3. 選択メニュー

    患者さまのNeedsに答えられるように、2種類の献立を選択できるようにする。
    10月より70歳以下常食患者を対象に選択メニューを開始しました。選択メニューの献立は普段大量調理ではできないものにすることで、選ぶ楽しみを味わっていただけるようにしました。
  4. 集団栄養指導(第3四半期以降)

    入院又は外来患者さまを対象とした、複数人数の栄養指導を行う。
    以前行っていた集団栄養指導を再開しようと年度始めに目標を掲げたが、人員・入院患者対象者不足により実施することはできなかった。
    来年度は、個人栄養指導に重点を置き、そこから集団栄養指導に展開できればと考えております。
  5. 各科との連携(医師、看護部、保育園、通所、リハビリ等)
    医師・・・直接的には指導内容等の確認、入院患者食事内容の問い合わせが主でしたが、3月より医師別指導依頼件数及び栄養指導稼働率を各医師別に提示し始めました。これを提示することにより、栄養相談室の稼動率を少しでも上げていければと考えております。

    看護部・・・病棟訪問を行う際に体調などの状況を看護師より得てから伺うようにしています。喫食率が少なく栄養量が満たない患者さんに関してはできるだけ連絡を取り合い改善できるようにしています。

    通所・保育園ともに月一回のカンファレンスを行っており、献立・配膳方法等の問題点を検討しています。

    通所・・・改善点は、献立等の内容を見た目でも洋食・中華・和食とわかるようにした事、利用者さんの嗜好を考慮し3月はオリジナル献立の日も作ってみました。

    保育園・・・保育士のアイディアで年間を通しておやつなどに季節の野菜を提供し、現在チルド製品が出回る中、素材そのもののおいしさを感じてもらう機会を設けるようにしました。最初は戸惑いもあったようですが、最近ではおいしいと好評のようです。
    また献立の内容も、最初は患者食を展開し幼児用の献立としていたのですが、少しバラエティーに富んだ献立に変更しました。調理する人数は以前と変わらない為少し大変ですが、今後も検討をしていきたいと思います。

    リハビリ・・・4月より週1回のリハビリカンファレンスに参加させていただき、患者さんのリハビリ状況を把握させていただいております。リハビリ状況を知ることで病棟訪問の際にも色々な面から患者さんにお話しができるようになりました。


  6. 安全な食事提供

    厨房内週1回のネプライザー消毒と言う事でしたが使用している消毒液が同じとなった為科内で毎日行うようにしました。方法は消毒専用タオルにて汚れを落とし消毒液を噴霧し、もう一枚で消毒を伸ばすという方法に変更しました。特に冷蔵庫扉・食器棚扉・出入り口は念入りに行うようにしました。また食材別の使用器具の分別に関してまな板等はもちろん以前より行ってきましたが、生ものを扱うたわし・スポンジ等も別のものとし、すべて終了時に煮沸消毒を毎日行うようにしました。まな板等も作業終了時に熱湯をかけて消毒を行い全て乾燥させるようにしました。
    来年度はこれに伴い、佐々木病院栄養科の消毒マニュアルを作成する予定となっております。
  7. <コスト削減>
    洗剤使用量見直し(塩素系漂白剤・中性洗剤)
    年間を通して洗剤使用量の統計を取ったことが無く、把握する為に今回コスト削減に掲げ使用量をとってみました。
    結果は中性洗剤が2?のもので月平均2.3本
       塩素系漂白剤が5.5kgのもので3ヶ月2本という結果でした。
    使用量を把握することにより今後洗浄方法・消毒方法再度見直しを行いたいと考えております。

    <まとめ>
    今年は年間を通して、患者・利用者・園児に見合った食事が提供できるかということで取り組んできました。結果このような成果となりましたが、まだまだ改善の余地はあると考えられます。また科内個々のレベルアップを図ることにより現状より少しずつでも満足のいく食事に近づければと思います。
    来年度はこれに踏まえての目標を設定しました。また気分を新に栄養科一同努力していきたいと思います。

 
◆ 保育園
 佐々木 幸美
  1. 職員相互の研鑽

    研修会への参加については、昨年同様、可能な限り全員が参加できた。中でも、防犯、災害についいては、講習会後、実践、検討まで行えた。
    園内での勉強会は、今年度、予想外の時間外保育の増加により、二回となり、他の研 修報告も、現状で必要な点をピックアップし、検討するにとどまってしまいがちだったが、質を高めるためには、もう少し幅を広げたり、内容を掘り下げることも希望としてはある。
  2. 保育における安全対策の強化

    災害、不審者遭遇に対する避難訓練の年間計画の中に、急遽、講習会内容を取り入れることにより、対策としてはさらに強化されたものと思う。
    また、散歩マップの見直しもでき、今年度はさらに、一人ひとりの安全に対する意識が高まってきていると言える。
    防犯テキストは、実際に活用ができ、見直しが必要な点や、避難訓練も最終段階として、病院との連携を計画に盛り込む点など次年度への課題も明確となった。
  3. 地域との連携

    ホームページを利用しての地域への発信ということでは、今年度は内容検討で終わったが、行事としての「伝承遊び集会」を二年続け、今年度はお年寄りとの交流を図るなど、少しずつではあるが地域との交流はできていると思う。
    また、本園は、建物自体看板もなく、位置的にも非常にわかりにくい状況にあるので、まずはこの点から検討が必要と思う。

    【まとめ】
      研修会への参加、安全対策の強化、地域との連携、いずれも概ね目標は達成できていたと思う。
      特に、災害時の安全対策については、評価できるものとの自負はある。
      相互の研鑽については、スタッフのほとんどが中堅であることから、さらに内容の深い勉強会もできるのでは、との思いもあり、次年度の課題としたい。
      また、子どもたちの成長を考慮しながら保護者のニーズに応えていくことは、相反する面もあるが、子育てを支援するという見地から更なる努力をしていきたい。
    以上

 
◆ 通所リハビリセンター
目標
利用者さんに楽しめる場を提供し、生き生きとした日々を過ごして頂く
  1. サービスの向上

    ・(利用者の)身だしなみに目を向ける。
    ・食後の入れ歯の洗浄をする。
    コストのかからないサービスということで、この2点を目標に上げて取り組んで参りました。
    入れ歯の洗浄については、1人暮らしの方を中心に実施致しました。利用者・職員共に要領を得て参りましたので、スムーズに実施出来るようになりました。身だしなみに目を向ける事についても職員全体に浸透できてきたようです。
  2. 他部門との連携:状態に合った援助を行うための情報を共有する。
     
     
    ・理学療法士との個別リハビリサービスの利用者についての話し合い。
    リハビリカンファレンスを行うことにより、サービスを行っている方の情報交換ができ、利用者さんのニーズに応えることが出来ました。
    又、新規の利用者の情報を事前に流すことによって、受け入れがスムーズに行くようになりました。利用者獲得にもつながったと思います。
    問題が発生した際にも、対応策が短い時間で決定出来る様になり、利用者の不満を回避できたと思います。
    ・栄養士との献立・調理法についての話し合い(1回/1ヶ月)
    献立に対して、細かく利用者の要望を把握し、カンファレンスにて問題提起することにより、改善できるものに対しては協力して実施して頂きました。
    嗜好の問題に関しても、お粥食に変更する等の対応をして頂きました。
    食事につきましては、本年度も検討を継続し、更なるサービスの向上に努めたいと考えております。
  3. 安全対策

    ・うっかりミスも逃さず文章化して、職員全体に注意を促す。
    朝・夕のミーティングにて問題点を話し合い、対策を検討することで、職員間の情報共有を図ることが出来ました。これにより多くのアクシデントを未然に防ぐことが出来ました。
    今後も継続して行っていきたいと思います。
  4. 職員のレベルアップ

    ・職員の勉強会に参加する。
    院内勉強会に関しましては、可能な限り参加できました。
    院外勉強会に関しましては、介護関連の勉強会の開催数が少ない中、特に第4四半期は多数の参加が出来ました。
    勉強会参加への職員の意識は高く、今後も積極的な参加をして行きたいと思います。

[数値目標]
9月・10月に利用者が老健入所・入院・長期ショートステイを利用される機会が多く、利用者数が減少致しました。その為、利用者のショートの日程・長期のお休み予定・老健入所手続中などの連絡を事前にいただけるように、各事業所に依頼するなど情報収集に努めました。
その情報を取り入れながら、次月の利用者の参加状況が分かるようなフォーマットを作成し、その空き情報を利用者家族に提供させて頂いた結果、第3・第4四半期で徐々に利用者数も増え、稼働率も上昇し、収益アップにつなげることが出来ました。
今後の課題と致しましては、18年度の介護保険制度の見直しに併せて、利用者の負担増はほぼ確実ですので、利用者の動向がどのように変わっていくのかを、見極めながら進めていく必要があります。

[コスト削減]
11月に半年分のOTの洗い出しとまとめ買いを実施することにより、職員が定期的に行っていた買い物の回数を減らすことが出来ました。(3〜4回→1〜2回)
金額的には、16年度までは総務課に管理して頂いていた為、具体的な金額については、時間的な余裕もなく、今回は調査出来ておりませんが、本年度より通所事務が管理することになった為、具体的な数字が分かるよう管理していきたいと思います。

 
◆ 鶴見北訪問看護ステーション・鶴見北指定居宅介護支援事業所      
所長 原口 章子
【鶴見北訪問看護ステーション】

基本理念に「選ばれる訪問看護ステーションを目指す」、具体的な運営方針として以下3点を挙げた。

  1. 看護・リハビリサービスの質の向上と統一
  2. 計画的な人材確保
  3. 安全管理

  1. 看護・リハビリサービスの質の向上と統一について

    研修参加により、個々のスキルアップ・伝達講習により情報の共有・看護の実践へつながったと評価する。
    定期カンファレンス時には勉強会を実施し各専門職からのアドバイスを受けられた。
    訪問リハビリの受け入れ基準・目標・期間等1年間のデータ収集をし、3月にガイドラインの作成・H17年度より活用予定である。

    *研修について
    所内研修会 ・・・ 8件   参加者人数 ・・・24名
    所外研修会 ・・・ 7件   参加者人数 ・・・17名

       合計 研修 15件  参加者人数 41名    

  2. 計画的な人材確保について

    ナースバンク・人材センター・ハローワークへの求人依頼を継続し、2月看護師1名面接・契約で採用。
    育児休暇中の看護師の復職希望者1名。契約看護師2名ともH17年度からを希望のため、今年度は確保に至らず。
    契約看護師・常勤リハビリスタッフの確保に今後力を入れていく必要がある。

  3. 安全管理について

    指示書内容記載漏れ等の再確認を第1・2・3四半期で確認し、第4四半期で主治医へ必要項目記載の依頼をし特に問題なく回収できた。主治医との連携も担当者からの報告の徹底・Web等の利用により状態変化時の対応がスムーズになった。
    情報の共有化のため報告体制・情報交換方法を検討した。カルテ記載の徹底・スタッフミニカンファレンス・ホワイトボード等を活用し担当者の責任感も徐々に増し、事故防止にもつながった。
    災害時の対策については他の見直しが多くH16年度は取り組めず、来年度へ持ち越しとなった。3ST合同の取り組みが必要なため、所長会議時に検討し作成が必要と考えられる。
    ご利用者さん・訪問スタッフの安全の為必要な対策について今後も検討し、3STで共有していければと考える。

    *第3者評価について
    今後は、評価後の見直し・取り組みに1年とし2年ごとの受審を継続し、より選ばれるステーションを目指していきたい

     

【鶴見北指定居宅介護支援事業所】

    基本理念に「選ばれる居宅事業所をめざす」、具体的方針として以下の3点を挙げた。
  1. ケアマネージャーの質の向上
  2. 計画的な人材確保
  3. 事務業務の統一

 

  1. ケアマネージャーの質の向上について

    サービスの質の向上と統一のため、今年度は研修会への参加・情報共有に力をいれてきた。制度の再確認・より深い知識・技能の習得につながった。
    適切な居宅サービス計画の作成とモニタリングの実施のため、チェックリストの作成・活用をしたことにより個々のケアマネの認識・再確認につながりほぼ作成も順調にされている。今後はチェックリストの見直し・活用も検討中。受け入れ状況の明確化のため、4月より新規依頼受付表を活用したが早期に利用者への対応可能となり、依頼内容や状態把握が以前より明確になった。今後も継続的に活用しサービス向上に努めていく。

    *研修について  合計 研修 7件  参加者人数 8名

  2. 計画的な人材確保について

    訪看同様に求人はしたが人材確保にはつながらず、今後は非常勤者のみの人員確保に努めていく予定。
  3. 事務業務の統一について
    事務業務マニュアルの運用と改善では、訪問看護業務マニュアルの見直しを第1・2四半期で施行し、第3・4四半期に居宅業務マニュアルの検討・作成に執りかかる。が、作成まで至らず次年度第1四半期に見直し・活用予定である。

      ≪まとめ≫
     ケアマネージャーの研修会参加・情報提供の場を多くしたことで、情報共有ができ必要書類を徐々に整えていく事ができた。訪看・リハビリの方は継続し、有効活用のため勉強会も取り入れ知識・技術の向上につながった。次年度も継続していく方向である。
     事故防止のための安全管理面への取り組みを少しずつ行い、個々の再確認・責任感のアップにもつながってきている。次年度も個人の意識改革は継続し、事業所としては個人情報の管理・災害時対応マニュアルの作成を目標に挙げた。
     第三者評価で事業所の管理体制・地域連携への評価が低かったため、次年度で対策・対応していき一年後に再度評価受審を目標にした。

    以上

 
◆ 鶴見東訪問看護ステーション
所長 神戸とみ子
平成16年度総括
 平成16年度は「選ばれる訪問看護ステーションを目指す」
基本理念におき、看護師1人1人のレベルアップを目指して頑張りました。そのために院内外の勉強会に参加しカンファレンスでその内容を共有することができました。
 ケアについてはチームで訪問看護を実施する為、利用者に関わる内容が薄かったり、その反対に多くの目で問題点が発見できたりと一長一短がありました。そこで、個別カンファレンスを持ち、皆が高いレベルの視点で看護できるよう取り組んできたことは大きな収穫でした。
 看護師も2名入職し新規利用者の受け入れもでき、業績も徐々に上がり数値目標も最終的に到達することができました。
 今後もチームワークを密にし地域に必要とされるステーション作りをしていきたいと思います。
 
◆ 鶴見南訪問看護ステーション・鶴見南指定居宅介護支援事業所
所長 後藤 則子

【鶴見南訪問看護ST】
平成16年度は“選ばれるステーションをめざす”を基本理念とし、以下五つの運営方針を掲げ、活動してきた。具体的な活動内容を報告する。

  1. 看護サービスの質の向上と統一
  2. 計画的な人材確保
  3. 訪問看護サービスの効果と評価
  4. 関係医療機関、事業所との連携の強化と利用者数の拡大
  5. 第三者評価の受審
  1. について
    毎月一回の所内カンファレンスを継続し情報交換や情報の共有の場、業務改善等の提案の場とした。具体的には、1)個人情報の取り扱い方2)契約書の交し方3)研修会の参加方法等について4)褥瘡のスケール方法〜デザイン〜について5)「訪問看護記録書」の運用について(5回続けて)6)訪問看護利用料金(自己負担)について7)佐々木病院往診医との連絡方法〜Web活用〜について8)業務手順の作成について9)第三者評価について10)16年度の業務実績の発表及び17年度の理念、運営方針の発表。
    ・ 積極的な所内外の研修会参加を計画し、年間35箇所の研修参加をし参加のべ人数は66名であった。(外部研修・・31研修会、のべ参加41名。所内研修・・4研修会、のべ参加25名) 研修の具体的内容は研修履歴に記載したが主な研修内容を以下に記す。
    1) 認知症・精神看護2)看護理論(KOMI理論)3)在宅・医療・福祉との連携4)リハビリテーション5)在宅呼吸管理・在宅人工呼吸装着ケア6)がん性疼痛ケアマネジメント教育(11日間の研修)
  2. について
    8月に訪問看護師、ケアマネの兼務者1名入職。16年2月に北STから2名移動した看護師の就労で訪問件数の拡大(利用者拡大)とともに契約職員の訪問件数を拡大し対応した。
  3. について
    毎月一回のカンファレンスでケースを1〜3名ほどあげてケアの方向性について検討している。3ヶ月に一回の訪問看護の評価は全利用者には実施できなかった。
  4. について
    医療機関、他事業所への適切でタイムリーな情報提供を心がけ、主に近隣の開業医には頻回に管理者が訪問し、情報提供を行った。
  5. について
    診断をみると、利用者からの評価は『安心できるサービス体制』『サービスの効果』が低い結果となっている。事業所としての組織・運営体制を強化しサービス品質やリスクマネージメントの実施が必要とアドバイスがあった。不十分と、指摘されたマニュアル類等は17年度に整備していきたい。

【鶴見南居宅】
選ばれる居宅事業所をめざす”を基本理念とし以下三つの運営方針を掲げた。

  1. 関係事業所との連携強化
  2. 計画的な人材確保
  3. 事務業務の統一
  1. について
    適切でタイムリーな情報提供を心がけた。
  2. について
    8月に訪問看護と兼務であるが1名増員し、出来るだけ適切にケアマネジメントできるよう、月一回利用者宅に訪問し業務が遂行できるよう努力した。
  3. について
    月一回事務員が集まり、業務の見直し、情報交換、を実施した。出来るだけ各事業所で同様の業務が遂行出来るように、各種マニュアルの作成を実施している。今年度は通所リハ、居宅介護支援の作成をし、まだ完成はしていないものの、17年度には完成する予定だ。

【新規者の経緯】 
訪問看護の新規者経緯は圧倒的に併設の南居宅事業所からの紹介であった。
居宅の新規者経緯は1.利用者家族・利用者の近隣知人からの紹介 2.他事業所 3.佐々木病院 4主治医、で圧倒的に1.の経緯が多かった。

【まとめ】
当事業所は、地域の主治医や事業所からの知名度はまだ低く、事業所としての信頼を獲得しなければ、地域に根ざした事業展開が困難と考え適切で丁寧な情報提供を志してきた。また質の向上として積極的に研修会に参加し、研修報告会から少しずつ伝達講習の形がとれるようになってきた。研修で得た知識を現場で活用できるように伝達講習が根付き、サービスの効果と評価の時間を次年度からもう少し充実させたい。そのことが各職員のモチベーションの向上につながり、強いては事業所の拡大に繋がると考える。また第三者評価の結果を各職員に情報提供した。その中から業務手順作成の必要性を職員が感じ取り(利用者からのフリーコメントから)自主的に作成したことは評価できる。しかし、経営面では赤字決算で終了し、安定した経営管理が必要であり、次年度の大きな課題である。新規者の経緯をみると訪問看護依頼は併設の居宅からの紹介が多く、今後もケアマネジメント上必要と思われる利用者には適切な時期に訪問看護が導入できるようにしていきたい。また主治医や他事業所からの紹介数増加が課題である。居宅の新規者の経緯は圧倒的に利用者や家族・近隣知人が多く、このことは南居宅支援事業所が少しずつ地域に根ざしてきていることと、今までのサービスの評価とも考えられる。

◆ クリーンサービス
主任 国吉千恵子
クリーンサービス運営方針として次の5項目を掲げてスタートした。
(1) 毎月1回ミーティングを行う。
(2) 毎日の業務予定表は送迎前に記入する。
(3) 院外清掃は当番制にする。
(4) 午前中の自転車整理を迅速に実行する。
(5) PHSの不携帯をなくす。

[コスト削減]
汚染布団のコスト漏れがないよう再確認する。
節水(洗濯ゆすぎ、マットゆすぎ)
洗剤(お湯で溶かして使う)

第一四半期(4月〜6月)
(1) 蛍光灯の交換時、古い方は速やかに廃棄する。
(1) ガラス清掃(6月)ゴムベラ購入して2組で行えば早い。
(1) ガラス清掃の反省として、外来は床清掃と同時に行なった方が良い。
(2) 記入漏れ、時々あり。
(3) 毎日当番制できれいになった。
(4) 迅速実行。
(5) 3回あり。
[コスト削減] 布団のコスト漏れなし、節水、洗剤も実行

第二四半期(7月〜9月)
(1) 点滴部屋清掃は行き届かないので患者の様子を知らせてもらい実行する。
(1) 別館入口の蛇口と石鹸は夜間は取り込む。
(1) 蛍光灯交換時点灯管も交換する。
(1) ドアの枠清掃を行なう。
(2) 記入漏れ、時々あり。
(3) 裏廻り下水清掃、大木伐採、暑い中頑張りました。
(4) 迅速実行(患者のみ)
(5) なし
[コスト削減] 布団のコスト漏れなし、節水、洗剤も実行

第三四半期(10月〜12月)
(1) 11月のガラス清掃について、道具は揃っているので雑巾のみ20枚作る。
(1) ガラス清掃の反省、外来点滴部屋のガラスは残ったので床と同時に行なう。
(1) 水害時(2回)玄関マット洗いは済ませる。
(1) 入退院送迎で階段が狭く傾斜が急なところは背負っていたが、本人が痛がるのと
家族がいやがるので、台に乗せてバンドで止めて運ぶことにしたが、これ以上の
事は出来ないので専門業者にまかせる。
(1) ドライバーの事故が多いので気をつけるようにする。
対策として、暗くなって来たので助手の方は車から降りて誘導してもらいたい。
(1) 業務中、別用が入ったら断らず気持ち良く引き受けてもらいたい。
(1) クリーンサービス(リネン室)に来た方は用件をノートに記入してください。
(1) クリーンサービスの呼び方として、おじさんはやめてください。
(2) 記入漏れなし。
(3) 実行
(4) 実行
(5) なし
[コスト削減] 布団のコスト漏れなし、節水、洗剤も実行

第四四半期(1月〜3月)
(1) 外来清掃(点滴部室の床、待合室の椅子の下及び足ふき、ガラス清掃)は、祝日
、祭日勤務者が行なったらどうか。検討の結果とりあえず1月14日実行。
(1) 平成17年度の方針について、(1)〜(5)までとコスト削減
(1) 使用済の勤務靴はユニフォームと同感覚とし、断ってからゴミ箱に入れる。
(1) エレベーター内清掃は床と同時に実行する。
(1) トイレ清掃にハイター使用する。
(1) Dr.送迎4月より澤田先生隔週となる。
(1) 往診、4月より(木)始る。
[コスト削減] 布団のコスト漏れなし、節水、洗剤も実行

平成16年度を振り返って
今年の良い出来事は駐輪場の増設により、玄関前がすっきりし、きれいになった事。思い出したくない事は、台風水害時の水かき出しや後片付けです。近辺の下水道工事が行なわれているようですが、早く完備され水害のない環境になる事を祈りつつ、病院内外の環境美化に努めて行きたいと思います。
平成16年度のクリーンサービス業務に御理解と御協力を戴きましてありがとうございました。平成17年度も宜しくお願い申し上げます。